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ISME TOKYO 2000に参加して

 

東京商船大学

堀木幸代

 

平成12年10月23日から4日間行われた、ISME2000に、発表および聴講、セッションの共同座長、アルバイト学生の募集担当の3つのために参加しました。発表、共同座長が3日目だったためか、一番印象に残っているのが、会議開始前からかかわっていた、アルバイト学生募集の担当を学内の先生方としたことです。学生アルバイトは本学の大学院生のみを限定して募集することとしましたが、募集をしてみると、授業や数日後に控えた他学会の準備等の都合でなかなか募集の人数には達しません。意外にも学部4年生からの積極的な参加希望があったりもしましたが、今回は残念ながらお断りすることとしました。そしてなんとか調整をして人数を確保して当日を迎えました。会場では実行委員のご担当の方から、学生は指示を受けます。会期に入ってからは出欠の確認などをするのみでしたが、最終日になって、会議が無事に終了したときには、とても「ほっ」としました。最初に書きました他の2つのことも終了するたびに「ほっ」としていました。「ほっ」とするということは心配をしていたり、緊張をしていたりした後に安心をするときの感情なのでしょうが、大勢の参加者が集まったこの会議を運営された諸実行委員の方々は、私よりも大きな「ほっ」という感情をもたれたことと思います。もちろん、会議中に私が「ほっ」とできなかったこともたくさんあります。その中で一番「ほっ」とできなかったことは、発表の質疑応答で海外の方から頂いた質問をほとんど聞き取ることができなかったことです。この件について今後なんとか「ほっ」とできるようにしたいものです

 

ISME TOKYO 2000に参加して

 

National Technical Univ. of Athens,Greece Nikolaos P.Kyrtatos

橋本高明(訳)

 

実に良い学術会議でした。確かに、東京まで旅をする価値がありました。

全てのことがつつがなく進んだこのシンポジウムの際だった作業に関して、オーガナイザは賞賛されるに違いありません。

数々のセッション、そのタイミング、視覚的サポート、セッションの議事進行、これら全ては非常に良く組み込まれており、さらに加えて、それらの周辺部の事に至るまで参加者の便宜が用意されていました。欠点が無い。発行された印刷物は品質の高いものでした。

唯一、述べてみたいことは、平行進行したセッションの数と、(平行進行されなかった場合の)シンポジウムの長さとの間のジレンマです。

個人的には、平行進行のセッション数をもう少し、少なくして欲しかった。そうすれば、より多くの、関心ある論文発表に同席することが出来たことでしょう。

バンケットにおいては、風味ある伝統的な飲み物と料理を味わう機会を楽しみました。まさしく古代ギリシャ語「シンポジウム(出席者に飲み物と食べ物を振る舞う集いの意)」の真のセンスの中で、それを楽しみました。

そして、更に伝統的なお酒の升を記念として、それは秋の東京の良い思い出を混ぜ合わせるものとして、我が家に持ち返ることが出来たのです。

 

ISME TOKYO 2000に参加して

 

上海海運大学

胡以懐

宋玉中(訳)

 

次世紀を展望する標記の舶用機関学会の盛会が気候の快適な東京にて2000年10月23日から27日まで開かれた。私は中国本土からの唯一の学者として参加でき、得るものが多かった。

今回の会議では、普通Session及びPanel Discussionを通じ、一線で活躍されている各国からの研究者が一堂に会し、安全・信頼性、故障診断、振動・騒音、潤滑・潤滑油、摩耗、NOx規制、燃料油品質など多くの分野に渡って活発な論議が行われた。

 

 

 

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