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準備された100個の竹とんぼも瞬く間に参加者の手に渡り、作成者の苦労が報いられる感があった。

予定では21:00閉宴の予定であったが、20:30に岡実行委員長が閉会の挨拶を行い、30分早めての閉会となった。この時、用意された料理がきれいさっぱりと無くなっており、嬉しく思うと同時に料理の量の指示ミスを感じた次第である。しかし、このISMEが人を引きつける魅力ある国際シンポジュームであると実感したのは、その後で、それから、料理も無くなった中央テーブルの周りで、外国人を含む多数参加者が、名残り惜しそうに歓談に興じている姿が、会場のいたる箇所で見られ、終了予定21:00を過ぎて再度、退場のお願いをするまで帰ろうとされなかった事である。この様子を見て、シンポジュームの裏方として、やって良かったなあと感じ、今後も永続してISMEを開催して頂きたいと思った次第である。

余談であるが、司会者には日頃仕事上の部下である諸伏さんを指名したが、彼女の実力を信頼しつつも、大丈夫か?との度重なる周囲からの質問に、バンケット中、はらはらどきどきで見守っている時の心境は、正に子供の発表会を見る時と同じであった。しかし、シナリオを描いた小生より、演じた司会者の評判が格段に高かった結果を見ても、やはり子供を含めて若い人達には信頼して任すのが一番と思った次第です。

 

9. レディースプログラム(L-1)

行事委員会委員 原田廉平*

 

10月25日、日本都市センター会館1Fロビーに集合後、小雨の降るなか浅草・江戸東京博物館L-1ツアー・半日コースのスタートを切りました(写真1)。

シンポジウム開催直前までは日本人夫人を含め約15名程度の応募者という心許ない状況であったが、当日は行事委員3名を含め25名となり安堵した思いで、15分遅れの9:15に出発しました。

 

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写真1

 

最初に皇居見学に立ち寄り。時間に余裕の無いところ駐車場から二重橋までの往復に大半を費やさざるを得なかったが、バスガイドさんの流暢な英語と巧みな説明に魅せられ、傘やコート姿など国際色豊かに一行は軽やかな足どりで見学しました。

10:45分に浅草に到着。20分程度の遅れとなったがタイミングよく小雨も止み雷門へ。バスガイドさんから簡単な説明を受け、さっそく両脇に居並ぶ店屋さんに気をとられながらも浅草寺本堂へと仲見世通りを進みました。車中でガイドさんより浅草の歴史や観音様の由来など江戸の生活様式について簡潔ながら生活実感のある説明があり、また日本人ご夫人方の寄り添いもあり、一行は下町情緒あふれる世界にそれ程違和感も無くとけ込んで行きました。一行が、誰一人はぐれることなく集合時問に戻れるかが実行委員として気になるところでしたが、案ずるよりは生むが易しで各々は周囲に気を配りながら歩調を合わせていたかの様に伺えました(写真2)。

 

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写真2

 

12:00に葵丸進で昼食。そこは雷門を出たすぐ近くにあり、程よく人数分に見合った一室を貸切ることができ、天ぷら料理に昼のひと時を楽しくうちとけ合いながら過ごすことができました。

 

*正会員 株式会社商船三井

 

 

 

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