日本財団 図書館


065-1.jpg

写真2:鏡割りの様子

 

定刻1時間前からぼちぼち参加者が集まり始め、会場入口階上待合いフロアが一杯となるほどになった定刻30分前から、会場入口横の金屏風を背にした佐藤組織委員長、青木学会長夫妻及び岡實実行委員長に出迎えられての入場開始となった。会場入口でウエルカムドリンクを受け取り、続々と参加者が入場して行き、早、盛り上がりが予感された。

定刻18:45に、欧米流にグラスをカンカンと叩いての呼び鈴と共に、本会の会員である(財)日本海事協会の諸伏久美さんのゆっくりとして流暢な英語による司会で、まず、“Ladies and Gentlemen, May I have your attention,please? Now, we would like to start this Banquet of the International Symposium on Marine Engineering,Tokyo,2000.”の声で、バンケットが開演された。

司会者の指名に促されて、青木学会長が歓迎の挨拶を行い、その中で来年2001年1月1日から学会名称が“日本舶用機関学会”から“日本マリンエンジニアリング学会”に変わる旨の発表が行われた。その後、Mr.S.G.Dexsterの挨拶に続き、佐藤組織委員長、青木学会長及び岡実行委員長にも登壇・法被着用を願い、4人による鏡割りが、司会者の“Are you ready? OK! Let's go.One!-Two!-Three!- Hit it!”のかけ声で行われ、見事蓋が割れ、酒が飛び散って、Mr.Dexsterの乾杯の音頭で宴会が始まった。

暫くの食事・懇談の後、司会者から、主賓として、I. Mar. Eを代表してのProf.A.P.Roskillyが紹介され、同氏の挨拶の後、佐藤組織委員長にIMarEからStanley Gray賞が贈られた。佐藤細織委員長の挨拶に続き、本バンケットを盛り上げる伝統的な出で立ちの湯島天神白梅太鼓の演奏が行われた。

 

065-2.jpg

写真3:湯島天神白梅太鼓演奏

 

広い会場に太鼓の音が鳴り響くと、特に海外からの参加者が演壇近くに集まり、注日して珍しそうに見ていた姿が印象的であった。

その頃になり、会場の料理が殆ど無くなりつつある事に気づき、ビックリすると共に、冷や汗が出てた。質を重視した結果、量が不足したものか、旨くて参加者の食が進んだものか、いずれにしても、バンケットの主役の料理が無くなっては一大事であり、急ぎホテル側に追加の料理を打診したが、30分は最低でもかかるとの返事であった。少しずつ帰る方の姿も見られるようになってきており、宴の進行を早める事にした。天神太鼓演奏後に、暫しの歓談の時間を取った後、竹とんぼ余興を行う予定であったものを、変更して、急遽続ける事にして、ボランテアで100個もの竹とんぼを自作され、提供して頂いたNKKの末松さんに登場願い、竹とんぼの説明(司会者が通訳)と実演が行われた。

 

065-3.jpg

写真4:Prof.A.P.Roskillyによる佐藤先生へのStanley Gray賞贈呈

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION