今回は特にアカデミックブースと称して、東京商船大学、神戸商船大学、日本舶用工業会・日本造船工業会のブースを設けPRの場として参加頂いた。
展示会は行事委員会が担当し、約1年半の準備期間を経て開催にこぎつけた。
今回の展示は前回に比べ会場がやや狭いため30小間を予定することを決めたが、非常に厳しい経済状況を考えると、実際にこれだけの数の企業の参加が得られるのか委員一同が危機感を抱いたことが強く印象に残っている。
成功させるため、各委員が企業及び団体に足を運び出展をお願いした。また会長、ISME実行委員の方々にも出展の勧誘活動をお願いし、目標を達成することに全力を注ぎこむこととした。
出展企業・団体の募集用カタログの作成をはじめ、ブースの設営等展示会にまつわる業務は、前回ISME'95の成功を考慮して、専門知識を有し実績もある会社へ依託することとした。
その結果、関係企業及び団体の絶大なご協力とも相まって、ほぼ予定通りの29小間に出展が決まると共に、大きなトラブルもなく予定通り展示会場が完成した。
今回も前回同様、展示会ディレクトリを作製した。ディレクトリに掲載する広告には目標を上回る13社からのご協力をいただいた。
さらに今回は展示会ディレクトリの巻末には、日本舶用機関学会:MESJ(163団体)、日本舶用工業会:JSMEA(207団体)、日本造船工業会:SAJN(19団体)の会員リストおよび電話番号、ファックス番号、ホームページアドレスを掲載し充実を図った。
つぎに展示会場への入場者の増員が課題であったので、前回同様、「招待券」を作成し、出展企業・団体及び関係者を介して顧客に配り、一般参加者の増員を図ることとした。
また、会場が講演会場と同じ建物内であり往来するのに便利であったこと、更に講演の休憩時間に会場へ足が向きやすくするように、3階の展示会場の入ロホールにコーヒーコーナを設置する工夫も施した。
その結果展示会場には、24日から26日13:00迄の開催中に、延べ1,500人程度が訪れたといわれ、大いに盛況を呈した。
ブースには、各社が現在最もPRしたい主力製品あるいは新製品が紹介され、パネル、モデルあるいは実演により、技術説明や質疑応答が真剣に行われており、大いに成果があがったと考える。