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第6回委員会(平成12年7月18日)では、やっと展示会参加ブースが23となり、更にアカデミックブースを含めて数ブースが見込め、予定の約30ブース達成が視野に入ってきた。但し、その数ブースを確実にする為に、出展申込〆切の8月10日まで、委員各位の再度の努力をすることが申し合わされた。また、総務委員会からの検討依頼事項として、必要アルバイト数と各種看板類の検討・決定が行われた。アルバイトは東京商船大学の先生方の協力の元、当該大学の学生さんが請け負ってくれることになり、行事委員会としては、展示会受付1名、バンケット受付2名を依頼することになった。また、バンケット中の余興として、NKK末松さん手作りの竹とんぼ100個の配布の提案が安江委員からあり、有り難く受けることになった。更に、前回に倣い、参加者募集の困難さを克服する1手段として、技術見学会及びLadies Program参加者募集用ポスターの製作を行うことも決まった。

第7回委員会は平成12年8月22日の暑い最中に開催され、Directoryには舶用工業会及び造船工業会の会員名簿を加えること、技術見学会のリニアモーターカー及びワイナリコースに鉄道技術総合研究所を加えること等が了承され、レセプションパーティ及びバンケットの式次第の検討・決定が行われた。

それに続いての第8回委員会(平成12年9月12日)では最終的に展示会参加数が、26社・団体29ブースとなり、広告申込も13社となった事が報告され、ISMEシンポジュームのプログラム案の修正、Directory表紙の決定、技術見学会各コースのスケジュール決定があった。更に、期間中の万全を期する為に、行事委員会運営マニュアルを作成することが合意された。

平成12年10月10日に開催された臨時第3回委員会では、間近に迫ったシンポジュームを控えて、細々とした最終確認が行われ、Ladies Programには通訳を加えること、バンケットの司会を本学会員であるNKの諸伏久美さんに、レセプションパーティの司会者を世界海事大学勤務経験もある石田委員に依頼すること等が確認された。この時点で残念であったのは、これまで精力的に活動して来て頂いた立石委員が会社の都合により、長崎に転勤されたことであった。

以上の経緯によりシンポジュームを迎えた訳であるが、レセプションパーティでは会場収容人数を遥かに越える約280名の参加者があり、海外からの参加者と日本人参加者が入り乱れて色々の場所で、談笑の環を作っている様は正に国際会議のスタートを告げるに相応しいものであり、バンケットでは、日本国内を含めて世界から、舶用機関・機器関係者が勢揃いして、これほどの人数を一堂に会するイベントとしてのISMEの重要な存在意義が再認識された。また、展示会も、約1500名もの入場者を得て、日本の舶用機関・機器の高い技術を海外からの参加者に示すことができたと思われる。更に、技術見学会、Ladies Program、展示会とも不測の事故等無く無事修了出来き、参加者からの喜びと高い評価を得たことは、ひとえに委員各位の努力と協力の結果であり、委員各位及びその活動を許容された各会社に感謝する次第です。

今後の参考として、当委員会活動を振り返っての反省点を述べると、多数の入場者を得られ、ISMEに花を添えた展示会であるが、事前にもっと、一般誌及び業界紙上等に宣伝をして、一般の入場者を多くする努力をするべきであったと反省する次第である。更に、補助無しでは開催出来ない現状を考慮すると、今後は、パンフレット展示等簡素化したものを検討すべきであると考える。改めて、展示会参加企業・団体・大学の方々には、深く感謝し、本誌上を借りてお礼申し上げます。

 

4. 技術展示会

行事委員会副委員長 安江經和*

 

展示会は、シンポジウム初日の10月24日午前9時にオープンした。会場は、講演会場と同じ建物内の3階コスモスホールが割り当てられ、総面積約650m2に、26企業・団体が29小間を使用し出展した。

*正会員 日本鋼管株式会社

 

 

 

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