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昨年のエリカ号の事故が一つの教訓で、シングルハルタンカーのフェーズアウトが議論されていますが、今後は貨物油タンクのみならず、細かい規制が追加されそうです。それらの規制は、潜在的危険を正しく評価して予防的に行われるべきです。研究活動においても、その結果と効用について幅広く討論されることが望まれています。成功を祈ります。」という骨子の祝辞が述べられた(写真4)。

次に、本会との海外友好学会である英国のI.Mar.Eの代表、Prof.A.P.Roskillyが紹介され、同氏より「英国を含め欧州では、多くの民間企業、大学と研究所が参加している「thematic network」があり、研究・開発の必要性を見極めている。European lawは人と環境を大切にして、かつ競争と繁栄のための標準をメンバー国家に指令(Directive)という形で奨励し、法制化を促している。英国の環境関係の法律も大半はこの指令に関連している。このため新たな技術開発が要請されているが、このためには知識を習得することが重要で本シンポジウムがその役割を果たしてくれることを確信している。」という骨子の祝辞が述べられた(写真5)。

次いで、本日事情により参加が叶わなかった日本財団寺嶋紘士常務理事からの次の祝電が、岡實ISME実行委員長により紹介された(写真6)。「第6回舶用機関国際シンポジウム「ISME TOKY0 2000」の開催を心からお祝い申上げます。世界23ヶ国から参加されるマリンエンジニアリング技術者の輝かしい研究成果に期待すると共に、議論を通じた親交を深められますことを祈念いたします。」

以上の祝辞に続いて、舶用機関学会会長青木雄二郎氏より、「5年毎に開催している当シンポジュームは、世界から注目される学術行事に成長してきた。今回もI.Mar.Eを代表するRoskilly教授を迎えることが出来、同氏による特別講義並びに4つのパネルディスカッションをはじめ150編を越える講演が準備されている。Roskilly教授をはじめパネラーの皆さん、参加して頂いた皆さん、さらに支援された運輸省及び財政援助された日本財団にお礼を申上げる。」という骨子の歓迎の挨拶が述べられた(写真7)。

 

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写真6

 

 

 

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