安心について乗組員が抱いている感覚・対象を以下に列記する。その意が概略把握できるのではなかろうか。
・アクチュエータ類の能力・性能に十分余裕有ること。不意の外乱に打ち勝てる能力があること。
・情報の入出力の整理とインターフェースの支援レベルが高いこと。知識・判断決定ベースの支援が可能であること。
・使い易いこと、人間の自然感覚と環境とのマッチング性が大きいこと。
・使用者がシステムと環境のマッチング性を理解できる。[WHITE BOX化]
システムの動作が良くわかる。動作に信頼性がある。
・外乱補償が出来ている。
・単一〜二のエラーによる安全阻害防止方策ができている。
・リスクアセスメントの結果の透明化と明確な伝達があること。
・リスクコミニュケーション/危険情報の共有化があること(情報不足が生み出す不安)。
・制御能力の限界が把握できること。
・警報への対応処置可能時期の限界が告知されること。
・制御における将来予想が行われること。
・重要制御用センサーの冗長性と警報付き自動切換えが行なえること。