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4.2.6 その他

(1) 用語と計算式の解説

トライアル・アンド・エラー(TRIAL AND ERROR)

試行錯誤、学習や研究の手法の一つ、色々やってみて、失敗を重ね、だんだん適応するようにすること。

コルト・ノズル(KORT NOZZLE)

縦断面の内壁が翼形流線型、横断面が円形で船尾へやや搾った筒内にプロペラをおき、プロペラ翼端と内壁面との間隙を小さくして、プロペラ後流を調節した推進器の一種で、次のような時に有効である。

a. 曳船、押船、底曳網漁船など、低速高荷重にして、格段に大きな推力を必要とする時。

b. 搭載主機関の出力を増さずに推力の増大を計りたい時。

c. プロペラ直径を制限され、目的の推力が得られない時。

d. 河川など浅喫水で航行する場合、空気吸引・キャビテーションの発生を防ぐとともにプロペラ翼年端の保護が必要な時。

e. 特にスリップの多いプロペラの時。

サイド・スラスターも、この方式の応用である。前記の場合を除いては、コルト・ノズルは単に摩擦抵抗と建造費の増加を招くので装備の必要は認められない。

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(3) 計算尺

K尺とA尺の左端1を合せカンールをK尺の66に移動すると相対するA尺は16.3

 

 

 

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