バー・キール(BAR KEEL)
針路安定性を良くするため、船底に取り付ける。(第4-12図)
ディープ ブイ(DEEP V)
船底中央部における船底勾配を22.5〜25度とし、その勾配をほぼ船尾まで保った高速艇の船型、大きた波浪衝撃を生じないで、耐波性能を増すが、静止時船尾チャインを水面より高くすると、水線幅が小さくなり、静止時の初期復原力が小さく、高速では傾斜したままで走ったり、左右の傾斜を繰返すことがある。
滑走性能をハードチャイン艇に近づけるため、ディープV型の船底部につけた縦方向の小さい平担部をストライプ(STRIPE)という。
ディープV型の水上滑走艇で船底に横方向のステップ(STEP)と称する段をもつ艇体をハイドロプレーン(HYDROPLANE)と呼び、現在の競争艇にはこのステップがある。ステップのないものをランナバウト(RUNABOUT)という。
馬力があって、小人数で水上スリルを楽しむ水上滑走艇は、スポーツ・カー的な考えなら・乗心地は悪いがシングル・ステップがよく、乗用車的な気分を味うには荷重の変化にも強く、凌波性もよく、すべてに無難なランナバウト型がよい。
ディープオメガ(DEEP OMEGA)