一応爪文鎮でバッテンを押さえたら、人差し指の爪で軽くバッテンをはじき微調整を行いながら、文鎮の爪がバッテンから僅かに離れる程度、ひとつ置きに爪文鎮を順次持ち上げてみて、バッテンが動かないことを確かめてから、バッテンに沿って一気に線を引き、次に爪文鎮とバッテンを外して、描いた曲線を長手方向から見透してFAIR LINEかどうかをチェックする。
もし、ひとつ置きに爪文鎮を持ち上げて、バッテンが動いたら、その点からあとの爪文鎮を全部外してやり直す。
いくら爪文鎮で押さえても、バッテンがはねる時には、バッテンの厚さを薄目のものに替える。
バッテンでは描けたいような曲線には、4.2.6(2)項第4-16図の雲形定規を上手に使用するとよい。
バッテンの下面に傷があると綺麗な線が描けない、そこで文鎮の爪を乗せるバッテンの上面を示すために両端を斜めに削って置く。