日本財団 図書館


018-1.gif

清水タンクの容量は、一般に船主要求による。タンク配置についてはトリム等を考えて決定する。

タンク内の構造物に対する控除率2%、燃料油及び潤滑油タンクに対しては更に膨張率4%を差し引いたものをタンクの内容積とする。

空倉状態においても十分に航行可能な前・後部喫水が得られるようにバラストタンク(脚荷水倉)を配置する。

(h) 倉口及び倉口蓋

倉口の寸法は、特に大きい場合は幅方向の変化量に対する構造上の考慮が必要となるので、必要最小限の大きさとすることが望ましい。倉口蓋は荷役時間の短縮と省力化の見地から、適応した鋼製倉口蓋がよいが、価格と重量、その格納スペースに注意を要する。

(i) 諸室配置

特に交通、通風、採光、冷暖房、配管の便を考慮し、総トン数に注意する。操舵室は見透し、自動化関係機器の配置を十分考える。

(2) 重量・重心・トリムの検討

018-2.gif

載貨重量に含まれるものを次に挙げる。

乗組員及び手回品

旅客及び手回品

○糧食

備品・倉庫品

○賄用及び暖房用燃料

○清水

○燃料油等

船体・機関の水及び油

貨物

018-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION