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図1.1.6 ブッシュの押込み要領

 

4. ブッシュの押込み力は、5〜10トン程度であるが、径により適正押込力を設計で計算する。押込みには、船主監督、船級協会の立会いをうける。

5. 支面材

・支面材は近年ホワイトメタルが主流に成っている。

・硬質ゴムの表面にテフロン加工したものも有る。

・木製のものはリグナムバイタと呼んでいる。

ブッシュの下半分には木口が表面に出るようにし、上半分は板目が出るようにする。リグナムバイタは加工後グリスを厚く塗布しておく。

(c) プロペラコーンパートの摺合わせ

陸上で、図1.1.7のように、プロペラを水平に置き、プロペラ軸を垂直にクレーン等で吊り下げ、共摺りを行う。当り面は、赤ペンを薄く塗って8割以上の当りに仕上げる。

 

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図1.1.7 コーン合わせ要領

 

(d) パッキン箱の取付け

軸管内部から海水の浸入を防ぐため、パッキン箱の取付けを行う。

パッキン箱は、ブッシュの一部を利用し、パッキン、ランタンリング及びパッキン押え等からなっている。

1. プロペラ軸挿入前にパッキン押えを取付けておく。

2. 軸挿入後、グリスの良く浸込んだコットングリスパッキンを挿入する。切り口は重なることのないよう中心線上から45°に振り分け、交互に揃える場合が多い。

3. パッキン押えは、ブッシュの取付けボルトを利用して締付けることが多い。締付けは均一に行い、締め過ぎぬようにする。(進水時、海水が漏れてくることがあるが、この場合は、その時に増締めをすればよい。)

 

 

 

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