(3) ボーリング
(2)によって決められたスタンチューブの削正及び平行して行われる舵軸管の削正を行う。
(4) ブッシュの加エ
ボーリング後、軸管(スタンチューブ)内面の寸法を計測し、これによってブッシュの押込代を決定し、ブッシュの外径仕上げ加工を行う。
(5) ブッシュの押込み
(6) プロペラ軸の挿入及びプロペラの取付け
(7) ストッパ取付け等の進水前作業
1.1.2 軸心見透し
(1) 特殊治具として、次のものを用意する。
(a) 検尺(尺木)
・舵軸中心線(APライン)
・軸管尾面
・軸管首面
・中間軸首側カップリング面と中間軸受中心
・主機関基準(一般に最後部シリンダ中心点)
以上の計画寸法を記入した検尺である。
1. 50mm角位の伸縮の少ない木材(米松、ひのきなど)を使用する。
2. 検尺の継ぎ目及び各寸法のマーキング法
図1.1.2のように、検尺の継ぎ目は4本位のボルトでガタのないように締付け、合マークは、それぞれの検尺にブリキ板を貼付ておき、罫書き針で入れる。
各主要寸法も同様に、青たけを塗ったブリキ板の上にマーキングをするが、これには、スチール製のなるべく新しい歪みのない巻尺をシャコ万等で締付け動かぬようにしてから行う。