(5) バンド取付
(a) バンドはボトムプレートやタンクトッププレートに直接取付けてはならない。やむを得ず取付ける場合には、ダブリングプレートを取付けのこと。(図8.4.5)
(b) 穴を通す管のバンドは、穴の近くで下か上に取付けのこと。(図8.4.6)
(c) Uボルトはバンド締付後、ボルトとナットをスポット溶接すること。ただし、ダブルナット又はスプリングワッシャーを使用した場合は、溶接しなくてもよい。(図8.4.7)
(d) 全てのバンドは溶接しやすい個所に取付けること。
(e) ヒーティングコイルのバンドは締めすぎないように注意すること。
8.4.2 タンクトップ区画の配管
(1) 一般に吸引管は極力配管を上下させないように注意すること。
(特にF.O.ラインの吸引管の敷設に注意のこと。)
(2) F.O.、L.O.のドレンラインは船体のトリムを考慮して配管し、できるだけ傾斜をつけること。
(3) F.O.、L.O.スラジエゼクターの吸引管は抵抗の少ない配管とすること。また、タンク取出口とエゼクター吸引口の高さを同一にすること。
(4) L.O.スラジ管はできるだけ傾斜をつけて配管すること。(図8.4.8)