(2) メッキ後の処置
亜鉛メッキを行った鋼管にはメッキの亜鉛灰、亜鉛のタレなどがついていて、表面の悪い所があるので、フランジ面はグラインダー又はやすりによって仕上げる。また小径管及び曲り管などに亜鉛によりつまっていることがあるので、エアを吹かせたり小鋼球を通したりして確認する必要がある。
(3) 亜鉛メッキ管取扱上の注意
亜鉛メッキを施した管をガスで切断したり、溶接を行うと、亜鉛が燃焼して有毒なガスが発生するので、防毒マスクを使用し通風の良いところで行わなければならない。そのガスを多量に吸込むとひどい中毒を起こすので注意が必要である。
4.8 練習問題
1. 管の加工工程を分類せよ。
2. パイプベンダーの曲げ半径は?
3. 厚さ変化率について述べよ。
4. 圧力10kg/m2以下のパイプフランジ溶接の脚長とパイプ厚さの関係は?
5. 突き合わせ溶接の開先角度は?
6. 酸洗い工程で中和剤を使用する理由について述べよ。