4.2.4 マーキング及び切断作業
曲がりや特殊な形状を有するものは、板継溶接、歪取り完了後、マーキングを行う方が良い。熱による母材の収縮後、マーキングすれば、その後の収縮、変形は少く、形状、精度保持に有利である。
特殊な曲線のマーキングは、作業者の勘と経験に頼るのでなく、マーキング方法を明確にして、理論的に、正確に行わなければならない。
マーキング作業の基本事項
(1) 板材の曲りが正確であるか確かめる。
治具材との隙及び内型で調べる。(第4.9図)
(2) 基準線は、板の中央に、定規、コンパスを用いて正確に出す。
(3) アタリは現図で作られた見通し型、定規を必ず使用して行う。