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第5.24図

 

(10) 上甲板のオープニングは、溶接の進捗に従って、船体中心方向に収縮するので、位置決め完了後、補強材を渡して拘束する。(第5.25図)

 

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第5.25図 上甲板の補強材

 

(11) ブロック継手においては、フレームスペースの保持を原則として、位置決めする。

(12) 建付け寸法の誤差は、既に搭載されたブロック間で処理することを原則として次のブロックに影響しないように配慮する。

 

5.4 取付け作業

5.4.1 一般的事項

取付け作業は、欠陥のない完全な溶接を施行するための準備作業である。その基本事項は、取付け順序、拘束、開先状態、目違い、仮付けである。

ブロックの決め方完了から、溶接開始までの取付け作業は一般に次の手順で行われる。

○突合せ継手

(1) 伸し部切り合せ、開先仕上げ

(2) ストロングバック等による拘束

(3) 目違い取り

(4) 仮付け

○隅肉継手

(1) 取付け位置、差越線のマーキング

(2) 伸し部切り合せ

(3) ピース又はリブ取付け

(4) メタルタッチに取付け

(5) 仮付け

 

 

 

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