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「相談を受けて、1回目は、私たちがいつもお世話している老夫婦を介助をするとこるを見てもらいました。2回目は梓園に行き、食事介助や車イスの体験。全員、車イスに乗せてもらい、園の周囲や施設を案内してもらいました。作文にもあるように、見ると聞くとでは大違いだという声を聞くことができました。3回目は梓園の文化祭の手伝い、4回目はボランティア研修会に参加していただきました。家庭部は他にも学童保育の手伝いもしているようです。嫌々ながらでなく、やさしさや思いやりの心が自然に身に付くような、きっかけづくりをしてあげたい。地域に受け皿をいっぱい作ってあげたい。いろんな人と関わってほしい。そして一人でも福祉の方に進んでくれたらいいですね」と話してくれた。

我妻先生は、「施設は受け入れ人数の問題もあり、学校のカリキュラムの中で多数の生徒に機会を提供することはなかなかむずかしいですね。今のところ、特別活動の中で、ボランティアをする上での、事前の知識や資質を高めていきたい。単発的でなく、継続的にコミュニケーションできる人間関係づくりをしてきたい。家庭部の生徒たちは、担任の先生たちにも活動の様子を話しているようです。もっと、PRをして、参加者を増やしたいですね」と意欲を覗かせていた。男子の参加も期待したい。

 

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梓園ではほほえみサービス米沢のバザーをお手伝い。

 

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在宅の高齢者宅を訪問。

 

 

 

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