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痴呆のある高齢者への対応について

島村晴子さん 20歳 東京都

私は看護学生です。先日、授業で痴呆のある患者さんへの対応について話がありました。痴呆があってもその患者さんは明らかに自分よりもたくさんの経験をしてきている人生の大先輩であることには変わりがないと思います。高齢者が夜眠れないで大声を出すから添い寝をするとか、患者さんに調子を合わせてその場をやり過ごすというのは、何だか高齢者を子供扱いして操っているような気がして、高齢者の尊厳や人間性を尊重した対応といえるのかなと、何か頭にひっかかるのです。いくら考える能力が衰えていても他人に対する警戒心はあるんじゃないかと思います。今年は特養ホームでの実習があります。私の疑問の答えを探してこようと思っています。

 

福祉のあり方の根源を問う素晴らしい疑問です。じっくり答えを探しましょう。

 

温かいご飯を届けられたら…

吉田美代子さん 51歳 北海道

ヘルパーとして活動していますが、老人の食事で、いつも大きい鍋に魚、野菜(三平汁)が入っているのです。これで全部取れる(食べられる)とのこと。ジャーをのぞくと数日前に炊いたご飯が黄色くなって入っていて、臭いもあります。でも捨てられない人で、よく食べていると思います。

残念なことですが、本当に体を壊さずよくがんばっていると思います。もし、毎日の給食ができたらと。

 

「臭い」は、何とかしないといけないのでは?

 

 

 

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