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福祉の網からこぼれる人を救って

荻原幸子さん 53歳 千葉県

90歳の伯母が、その娘(59歳)と2人で築60年以上の家に住んでいます。時々訪問するのですが、荷物の中で生活している様で足の踏み場もないくらいです。59歳の娘つまり私の従姉はずっとOLの人。家事はほとんどやってきませんでした。せいぜい自分の洗濯くらい。食べる物は、調理した物を買って来ての生活、伯母は大した病気もせずに居ますが年々体力は落ち、便秘に悩んでいます。

介護保険が始まってもたぶん何の恩恵も受けられないのだろうと思うのですが、第三者的に見ると週に1度くらいヘルパーさんに入ってもらって掃除と食事作りなどをやってもらったらと思いますし、私自身そういう手伝いもしたいのですが、口出しできずにいます。今は時々電話したりして様子をうかがっていますがこういう方、まだまだ大勢いるのでしょうね。私の周辺ではヘルパーさんを上手に利用して快適に生活している人を見るにつけ、伯母達の生活が気にかかる毎日です。

こういう方達を民生委員のような方がすくい上げてくれるようになったらとも思います。高齢者世帯といってもまだ59歳はそうともいえないし、現役で働いているので底辺でもないし、やはりまだ福祉の恩恵には預かれないのでしょうね…。心にかかっているので一言書いてみました。

 

本人たちは、「助けて」と思っていながら言えないのでしようか?

 

最高のおしゃれは笑顔

満田和美さん 58歳 大阪府

さわやかな高齢社会に向けて『さあ、言おう』の冊子を初めて手に致しました。どの頁も大変参考になり楽しく読ませて頂きました。97歳の実母、74歳の実兄と同居する私にとって12月号特集の「共話」という言葉はとても新鮮で今後の課題となりました。笑顔については私のモットー「地球の最高のおしゃれは雪景色、人間の最高のおしゃれは笑顔である」。毎朝「笑顔をつくること」こそ美しく老いる秘訣と思っています。

 

それは、医学的にも裏付けられているようです(『さあ、言おう』99年8月号対談「ユーモアパワーで細胞を活性化しよう!」ご参照)。

 

 

 

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