介護保険はどう動く?

不安を抱えながらの船出

痴呆高齢者の認定にぜひ配慮を

将来はミニ施設を数多く配置

　

二二年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、高齢者介護の世界に身を投じて一六年。経営感覚を生かした老人ホームや老健施設は、地域に根を下ろしている。とはいえ介護保険制度は、理想に燃える桜井さんにとって、不安を抱えた船出となった。(聞き手/鎌田穣)

　

特別養護老人ホーム「さくら苑」

施設長　桜井里二(さくらいさとじ)さん

1938年静岡県生まれ。61年中央大学法学部卒。同年久保田鉄工(現クボタ)に入社し、営業マンとして活躍。83年退社して、社会福祉法人を設立。84年4月横浜市旭区に「さくら苑」を開設し施設長に。社会福祉法人秀峰会理事長。横浜市介護認定審査委員を務める。

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