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介護保険
要介護認定のばらつきは避けられないのか?
目立つ地域格差
要介護認定の地域的なばらつきが新聞などで指摘されている。朝日新聞が今年3月に発表した調査(主に1月末現在の集計)によると、介護の必要度が最も高い「要介護度5」の認定者の割合は最高の新潟で17%、最低の長崎で8%、介護保険のサービスが受けられない「自立」では最高の宮崎が13%、最低の京都などが2%と、都道府県によって認定のばらつきがあることが明らかになった。
ばらつきの理由として市町村の認定の進め方の違いが挙げられている。つまり、昨年10月、比較的元気な在宅サービスの利用者から認定を始めた市町村が多い都道府県では「自立」の割合が多く、比較的要介護度が高い人が多い施設入所者から認定を開始した市町村が多い都道府県では「要介護度5]の認定者が多い、というわけだ。