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われら地域市民

より深めたい、地域との近所付き合い

ミサワホーム株式会社

 

大手住宅メーカーのミサワホームは今年、21世紀へのステップとして「環境」「高齢化」「余暇」「通信」「海外」の5つを事業の柱として掲げている。介護保険の導入に伴い、「介護」に取り組んだ住宅メーカーが評価されるようになるとの考えによる。高齢化社会がすすむにつれ、高齢者一人ひとりのニーズも深化する。人の数だけ老後のスタイルがあるという。介護専用高齢者住宅も、入居者の主体性とこれまでの生活習慣を尊重した弁護体制が必要と考える。

1993年、千葉にオープンした「マザアス南柏」。JR常磐線南柏駅から歩いて10分、住宅街の真ん中にあるこの介護専用型高齢者住宅は、ミサワホーム株式会社が主体となって経営を行い、子会社である株式会社マザアスに現場の運営を委託している。現在入居者は115名、職員はパートを含め約130名いる。「マザアス南柏」の今澤和子支配人は「ご高齢者に最善のサービスを提供すればするほど現場の経営は厳しくなるという相反する悩みは尽きませんが、この施設の評価が上がることがミサワホームの企業イメージアップにつながるということで認知してもらっていると思っています」と心境を打ち明けてくれた。

 

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