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【1月20日】

愛媛県からの受託による地域通貨調査研究事業の一環として、北海道の栗山におけるエコマネーの取り組みを視察。栗山町では、昨年の夏からエコマネーに関する研究を行い、2、3月の2か月間、実験的にエコマネーを流通させることになった。これはエコマネーを通した労力交換(手間換え)を基本とするもの。メニュー選びからエコマネーのデザインまで、すべて市民の手づくり。エコマネーが流通した分だけ、地域にふれあいが生まれていることになる。(高田)

 

【1月20日】

愛媛県地域通貨検討委員会第2回を松山県社協会議室で開催。検討委員の全国6か所の視察報告ののち、ニッポン・アクティブライフ・クラブ会長高畑敬一氏、関前村高齢者福祉センター施設長島崎義弘氏、松山市社協地域福祉係田中公也氏、えひめ生協の助け合い活動について池田謙二氏から、それぞれの取り組みをヒアリングし、夜は、手引き書作成のための会議を開催。帰京して21日の夜は、介護の社会化を進める1万人市民委員会運営委員会に出席。(奈良)

 

【1月29日〜30日】WAC(長寿社会文化協会)主催の「NPOが指定事業者となるための研修会」に参加。マネジメントのための分科会を堺市の「堺・泉北たすけあい」会長佐藤秀次氏、「WACまごころサービスみやぎ」代表横浜敬子氏と担当。4月の介護保険制度スタートを控えて人件費の設定や助け合い活動との考え方の整理、契約書、危機管理など、切実な問題を抱えているためにみなさん真剣そのもの。こちらのエネルギーが吸い取られるような感じが…。(奈良)

 

語録 堀田力

「官庁や企業の組織というのは効率が絶対の目標で、その中で給料という労働の対価として、労働力を売るわけです。だから気に入らないことでも給料をもらう限りやらざるを得ないけれども、ボランティアの場合は何よりも個々の人の思いが原動力だから、仮に組織的に活動するにしてもそれぞれの思いが最大限に生かされる運営をする。ピラミッド型の指揮命令ではなく、みなが自分の思いを言えて、納得した上で組織として動く、つまりネットワーク型の組織なんですね」

(2000年1月12日放送 NHKラジオ第一 ラジオ深夜便「心の時代」より)

 

 

 

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