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「今回の介護保険事業にふれあいドリームが参入するべきか否かは理事会の中でもさまざまな意見がありましたが、利用会員の方々の中から、介護保険もふれあいドリームで利用したいとの声が上がり、参入を決めました。ただ、介護保険だけでは解決できないこともたくさんありますから、その部分は介護保険枠内のサービスと共に、今まで以上に力を入れていかなければならないと考え、その取り組みは今後も続けていくつもりです」

たとえば、その一つはボランティアならではの温かい心の交流。同団体では、これまでにも、外に行きたくても行くことのできない人のために「バスハイク」を催したり、近くのホールを借りて、戸塚区在住のアーチストによる「ふれあいクラシックコンサート」を催すなど、単なるサービス提供にとどまらず、いろいろな形で、交流の場や楽しみの場を設ける努力をしてきた。

「また、別組織ではありますが、高齢者が気軽に立ち寄り、ボランティアなどとおしゃべりやお茶を楽しんでもらえる場所を作ろうとのことから、ハイツの一室を借りてサロン「夢みん」(むーみん)も開設しました。そして、この「夢みん」と一〇年前に設立された「地域給食の会」との三団体で「福祉連合会」を作り、合同研修やイベントなども行っているんですよ」

 

1993年11月

ドリームハイツの住人有志が、地域での助け合い組織づくりを呼びかける。

1994年4月

設立準備会を発足。

7月

任意団体「ドリームふれあいネットワーク」を設立。

1999年6月

NPO法人ふれあいドリームとして、神奈川県知事より認証を受け、登記を完了。

1999年12月

神奈川県の介護保険指定業者として指定される。

 

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毎年開催するふれあいコンサート。

 

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手話講習会風景。

 

 

 

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