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財務部門

 

不況の荒波を乗り越えて事業を支える金庫番

 

堀田 講演でもよく言うのですが、この運動を始める時に一番心配だったのが資金集めでした。活動には山ほど夢も戦略もあったけれどもお金にはまったく自信がない。一番必要な部分を見切り発進したのですが、みなさんのような頼りになる企業OBの方々にボランティアで参加いただけて頭が下がります。

高野 給料もらったらできませんよ(笑)。うちの財団は活動の中身がわかりづらい。そこをどうきちんと理解し支援してもらえるかが苦労ですが、押し付けにならないように財団の品格は大事にしたい。その点この不況でも脱会される方が予想より低いのはありがたいですね。

川井 新しく会員になってもらった時は本当にうれしいですね。個人的にも定年後、こうした場を得て家族も喜んでいます(笑)。ただ、あちこちに出かけていると、日本では企業の社会貢献に対する理解がまだ決して高くないなあと痛感します。

大竹 財団の知名度は着実に高まっていると思うんですが、先日、私の地元の名古屋の企業を十数社訪問したんですが全然だめでした(笑)。力不足もありますがボランティアに対する企業風土の遅れでしょうか。間を置いて再度挑戦してみます。

苫米地 何度か通ううちにわかってもらえるようにもなりますからね。財団のシンポジウム等を説明して理解してもらったりサッカーさわやか広場ですとか研修会ですとか、実際に自分で現場を見て感じたことを伝えるとわかりやすいようで、そうした積み重ねだと感じています。

津田 私は週に半日の活動で一歩一歩という段階ですが、世の中の大きな流れが活動に追い風になっているのが実感できてうれしく心強く感じています。

高野 遺贈のお申し出も最近増えていますね。事前に公証役場にパンフレットなどを置かせてもらっていますが、それにしても遺言への認識が社会的に盛り上がっているなあと。その中でさわやか福祉財団を信頼して寄せていただくのはありがたいですし、責任もまた感じます。

 

財務グループ:V大竹徳行、V川井信義、◎V高野芳夫、V津田武、V苫米地正章

 

 

 

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