1200万人、勤労者・学生等の社会参加を
「勤労者や学生・生徒およそ1200万人の社会参加をめざして」をスローガンに、組織的な地域参加を推進し始めたのが、1995年。寝たきりや痴呆高齢者が2025年には520万人と予想され、さらに支援が必要な高齢者も増え続ける。この社会構造を乗り切るには行政だけでは到底不可能で、少なく見ても新しい担い手として1200万人ほどが必要だというのが当初からの試算だ。
介護保険はできたが、日常の生活支援や心の交流の担い手を整えなくてはならない。そのボランティアを学校や企業等にも組織的に働きかけようというのがこの事業の目標となる。不況が続き、社会貢献まで体力が回らないというところは多い。しかし中長期的に見れば、これからは地域や市民にやさしくなければ消費者や市場も付いては来ない。また、社員が地域に出ることで「人間学」も学び成長することができる。地域とともに歩む組織の形を積極的に提言し、全国に仕掛けていく。
●主な活動(1)
●草の根等実態調査研究検討委員会(95年度。勤労者部会・学生部会・合同委員会)計6回●ボランティア意識アンケート実態調査(95年8月〜11月。実施数=企業1872、中高校699)/全国高齢者施設・在宅福祉サービス団体へのボランティアニーズアンケート調査(95年8月〜11月。実施数1157)●モデル事業小研究会(95・96年度)●全国企業、自治体、学校、組合、各種団体等を対象とした個別働きかけ●シンポジウム(96年3月〜2000年2月現在)5回、計1537人●さわやか広場(97年6月〜98年6月)7回83組織104名、他