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・介護機器の導入も検討の余地はあると思うが、尊厳への気配りを重要視すると、やはり福祉は手造りが良いということになる筈。介護労働力への報酬単価を引上げることで、職員確保・増員ができるように、職員自身が潤いある生活基盤を持ってこそはじめて、高齢者が満足する援助ができると思います。

・対人サービスという労働なので、効率性のみの追求でなしに手厚い介護ができるよう人員配置の充実並びに職員の質的向上のためにも賃金水準の引上げが望まれます。

・過疎地域における職場としては、賃金水準も恵まれている方だと認識している。

・職員の質の向上・志気の高揚を図る上で、労働環境を改善していくことが大切であることは論を侯たないが、関連して福祉施設で働くことの意義を職員が実感として持てるように研修のあり方を考えたり、業務検討会の中で意識化を図る手立てを考えたりすることも大切だと思っている。

・近い将来、人事考課制度の導入等についても検討しなければなるまいと思ってはいる。

・介護保険制度に替り事務量が多くなり、残業時間が多くなってきている。

・介護保険導入により人員基準等が設定され、介護給付金等に格差があるが、現場に沿わない基準、格表等、非常に矛盾に満ちた内容が職員の採用に影響。今後職員の資質、ひいては施設としての資質が問われることを懸念する。

・人を対象にした職場であり、身体や心の不自由な方を対象とした職場でやり甲斐はあるが、身心に負担も多い。

・健康な体と健全な心が要求されますので、労働条件や賃金について十分な配慮が必要と思われる。

・可能な限り機械化して、労働の軽減と効率性を図りたいが、シルバー産業機器は医療産業機器と同様にあまりにも高価なので手が出ない。

・人を相手にしての仕事は、マンパワーによるところが大きい。労働条件をそれに見合うように改善しなければ、良い人材は集まらないと思われる。

・給与の基準を上げてほしい(基本給)。男性でも結婚して生活していける水準が望ましい。

・重介護のお年寄りが増え続け、また痴呆も重度の方が多く職員も疲れ果てている状態。休暇等がゆっくり取れる人員配置を望む。

・業務の分担や機械化をしたいが予算も取れず苦労している。

・介護保険開始直後のため、判断が難しい。

・それぞれが自分の職務を認識してよく勤務している。不況の中にあって他の職場から雇用依頼があり、現状でよいと思う。現在は変則週休二日制にしているが介護保険実施後の様子を見ながら、以前の完全週休二日制に戻したい。

・どうしても女子職員が多くなり、やさしく、親切では適しているが、年が高くなるにつれ介護(特に移動等)が苦しくなる。

・過重な労働の割には給料が低すぎるし、年休も十分取れない。給料を上げたいが、介護保険報酬が期待するほど収入が見込めないため、賞与を下げざるを得ない。給料は現状維持となる。景気が上向くと福祉職の希望者は激減するのではないか。

 

 

 

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