2 事務職員の本給との比較
直接処遇職員の本給を事務職員の本給と比較した場合の水準を尋ねたところ、「同一水準」とするものが最も多く、回答があった施設全体の67.6%、次いで「高い」とするものが23.9%、「低い」とするものは6.6%となっている。
この結果をみると、「同一水準」とするものと「低い」とするものを合わせた、全体の約4分の3の施設では本給で格別の優遇措置を講じていないことになる。ただし、後述のとおり業務に着目した本給の割増や手当の支給が多くの施設でなされていることを考慮に入れると、手当などを含めた給与全体では事務職員を上回る処遇をしている施設が多いものと推測される。
「特別養護老人ホーム」に限ってみると、全施設と比較して、「同一水準」がやや少なく、「高い」とするものがやや多い。(第38表参照)