2] 退職時の勤続年数
退職時における平均動続年数別の退職者数は、「3年以上5年未満」が退職者のいた施設全体の退職者数511人のうち126人(24.7%)と最も多く、次いで「1年以上3年未満」が121人(23.7%)、「1年未満」が95人(18.6%)と退職者の67.0%が勤続5年未満で退職している。
これを施設の種類別にみると、「養護老人ホーム」では、もともと退職者数が全体で11人と少ないものの、そのうち「20年以上」が5人(45.5%)と最も多くなっているのが注目される。施設の規模別では、回答施設数の差もあって、一概には言えない面もあるが、「101人以上200人以下」の施設で「1年未満」が退職者数86人のうち27人(31.4%)と最も多く、次いで「1年以上3年未満」が19人(22.1%)と、勤務期間が短い退職者の割合が高くなっているのが注目される。
なお、「身体障害者療護施設」の中で「1年以上3年未満」が11人となっている施設(「101人以上200人以下」・「設立後20年以上」)があり、退職の理由は分からないが、多くの新人が退職していった状況が窺われる。(第19表参照)