山田寛 きょうのお話のキーワードというと、iモードとゆらぎ、またはフレキシビリティということになるのでしょうか。インターネットのホストが千人あたりで一位のフィンランドと最下位のブルキナファソでこんなに違うとか、いろいろな数字がありますが、iモードに関してはまだそうした資料がなく、とにかく変わっているんだなということだと思います。それから、ゆらぎとフレキシビリティということでは、タイやシンガポールの話が出ましたけれども、日本はこうした面では不得意で、東南アジアのほうがよほどフレキシビリティのある社会というふうに思ったこともあります。変動し、かつ柔軟さを要求される社会で、日本がどういうふうに海洋に出ていくのかということを考えた場合、何か難しいなという感じもしました。