(2) 「堀川用水沿いの交流ゾーン」におけるストック
サイトプランを考えるに当って、まず既存のストック、あるいは計画条件となる事項を整理することとする。
1] 水車周辺の状況
堀川沿いの3箇所の揚水車群は約400mの間にほぼ均等に位置している。それぞれの水車の周囲には民家等もあるが、大半が水田が広がっている。堀川用水と国道386号はほぼ並行に位置しており、その間約250〜300mと狭い。更に北側には河岸段丘に沿った緑が位置しており、北部山地へと連なっている(詳細は第二章参照)。
それぞれの水車の周辺には、水田が広がっているものの、一部果樹栽培等が行われ、水車による揚水とあまり関係のない農地利用がうかがえる。