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6) スポーツ・リクリエーション疎外要因

スポーツ・リクリエーションの疎外要因を図6に示しました(複数回答)。

 

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図6 スポーツ・リクリエーションの疎外要因

 

「仕事をするところだから、特に必要性を感じない」という意見もあるものの、全体として、「スポーツ・リクリエーション活動は行いたいのだが、授産施設は仕事に追われ活動を展開する時間的な余裕がない」という意見にまとめることができると思います。

 

2. スポーツ振興策

いただいた回答を勘案しながら具体的なスポーツ振興策を考えますと、以下のようなことが云えると思います。

 

1) スポーツの場所

市民体育館等の公的なスポーツ施設を自由に使えないことや、障害者専用スポーツセンターが全国で21しかないことなど、スポーツの場所の不足が挙げられていました。また、仮にスポーツの場所があっても移動に問題が多く、その結果、車による送迎を望む人が多い。そのような状況を考慮した時、居住地域でのスポーツ活動の展開でしか解決は不可能だと思います。現在、文部省は学校解放を積極的に行っていますので、少子化で空いた教室や体育館の利用を進めることで場所の確保は可能になるのではないかと思います。ただ、休日の校庭は地域の少年野球などで利用が競合することが考えられますので、その調整は必要と思います。

 

 

 

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