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5) スポーツ・リクリエーションの実態

作業所でのスポーツ・リクリエーションの回数ですが、平均、月1.67回(SD:0.98)という回答で、行われている活動は以下(図5)のようなものでした(複数回答)。

 

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図5 施設で親しまれているスポーツ・リクリエーション活動

 

延べ112のスポーツ的活動、122のスポーツ外趣味的活動があげられていました。原則として回答数が20を越した活動を図5にあげました。身体活動では、散歩が最も多くの施設で行われており、これはいろいろな器具が不要であることや、特に場所が必要でなく誰しもが参加できる活動であるからでしょう。ボウリングも多くの施設で親しまれていますが、これはスポーツの場所が無い人たちにとって、お金さえ出せば場所を比較的容易に確保できることや、全国大会(ゆうあいピック)の種目であること、最近はバリアフリーのボウリング場が増えて、レーンの両脇にバンパーが備えてあり、ガーターが出ない装置を設けている施設が増えたことなどが多い理由として考えられます。

趣昧的活動では、カラオケ、ラジカセ、VTRがほかと比較をして親しまれています。これは、比較的安価で装置が手に入り、操作も簡単で接しやすい活動であるからと思われます。

これらの活動を指導している人に、特にスポーツの指導歴について聞いてみました。その結果は、指導経験の無い人たちが指導に携わっている割合が64.4%でした。そのためと思われますが、外部より何らかの形でボランティアを受け入れている施設は28.9%ありました。

 

 

 

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