福岡・柳川町:観光協会が遊覧船-伝統漁業-を運航(年中)している(固定刺し網は貸切43,000円、源式流し網(クルマエビ、シャッパ、タコ、カニ)は48,000円、タコ釣りは33,000円)である。
佐賀・有明町:10年より3月末〜9月中旬まで、遊漁船組合が刺し網体験(1隻4万円)を実施している。
宮崎・串間町:50年より6〜9月に観光飛魚すくいを開催、1,100人が参加。いずれも増加傾向にある。とびせんべいやとび寿司もある。
長崎・有川町:11年より年3回、定置網観光推進協議会が定置網観光(ウォッチング体験・見学型大人1,000円、子供500円。体験型大人1,500円、子供700円-網おこし、名物の海賊料理、地獄炊き、うどんの食事会)を実施。80人が参加、増加傾向にある。
長崎・玉之浦町:8〜10月には湾内で漁り火を焚いて船上より観光用アジ・カマス漁を行なう。1人5,000円。
熊本・八代漁協:58年より年に600〜700回、組合員で組織する観光漁業組合と市の観光課の協力で漁船体験(羽瀬漁業、壷網は4〜11月。エビ流し網、カニ網、カニ籠、カレイ網は7〜11月。イカ網、イカ籠は4〜6月。いずれも1隻5人まで3万円、一人5,000円)を実施、漁獲物は無人島でバーベキューなどをして食べる。1万人が参加、横ばいである。旅館やホテルとのパックもある。
熊本・芦北町:元年よりJR九州と観光打瀬網を共催。年間9,600人が訪れる。増加傾向にあり、地元からは30人が32日間ほど協力する。
熊本・御所浦町:12年より1年間にわたリゴチ網漁を実施(5名まで3万円、4時間で5回程度の網入れ、小魚は放流)、予約制、増加傾向にある。地元から5人が協力。申し込みは漁協。
≪漁業体験ツアー≫
青森・下風呂漁協:明治元年に地元有志が最初にフノリ養殖に成功した。そこで寒さが厳しい2〜4月の間、月に2回フノリ採り体験ツアーを開催、バス1〜2台で参加、入漁料は1人1,000円、参加者はふのり風呂にも入浴できる。鮑の細工物もある。
青森・易国間漁協:5年より実行委員会がフノリの価格低迷打開と観光客の増大のため付加価値を付けることを目的に、2〜3月中に年4回、フノリ採り体験ツアー(木工作り、1時間のフノリ採り、懇親会、温泉)を実施、100人が参加。風間浦村の村内3漁協が一体化し20人が協力している。参加費は旅館の場合は14,800円、民宿は11,800円。最少催行人員は30名。
青森・平内町漁協:11年より年1回、漁協単独で東京から青森まで2泊3日のホタテ漁業体験ツアーを開催。40〜50人が参加、参加費2万円、地元から3〜40人が協力した。
青森・竜飛漁協:毎年2回2月に自治体が主催する津軽海峡冬景ツアーに協力している。