福井・美浜町:11年より年143回(4月20日〜9月末)、漁協単独で漁業体験(大敷網を新規建造し、宿泊客が見学、帰港後に販売)300人が参加、増加傾向にある。地元から15人が協力する。
静岡・雄踏町:昔から伝統漁法体験を実施。4〜10月は焚きや漁(漁船の面にかがり火を焚いてヤスで突く)を1隻4名まで27,000円(調理希望者は1隻3,000円)。7〜9月にはネコ網漁(2隻の小舟によりカチで獲物を追い網で待つ)を催行人員30名、3〜4網15万円で実施している。
愛知・南知多町:11年より随時、漁協と観光協会が自然体験漁業(冒険パラダイス〜イルカリゾート、キス網、底曳き網、たこ祭り、火起こし&流しソーメン、ハンドクラフト、スターウォッチング、自然ゲーム、ナイトウォークリー、チャレンジロープワーク、遊覧と釣り、たこつかみ取り、干物つくり、盆踊りなど27種類)を実施、参加者は11年5〜600人、12年は2,000人、増加傾向にある。
三重・浜島漁協:3年より7〜8月の海水浴シーズン(約1ヶ月間)に、漁協単独で魚のつかみ取りを開催。1日100人が参加、増加傾向にある。
三重・赤須賀漁協:漁業操業体験を計画中である。
和歌山・南部町:5〜8月に観光いさり火漁を実施している。棒受け網漁を見学しながら魚を土産にする。大人3,500円、子ども2,500円。
滋賀・湖南漁協:10年より年2回、しじみ観光遊魚船協同組合と親子蜆掻き体験を共催、タマで手漕ぎをする。しじみ漁は漁船1隻(3人まで)1時間5,000円、大人1名1,500円、子供750円。しじみ漁と川遊覧は90分で貸し切り7,000円、大人2,000円。貸し船(エンジンつき8,000円、手漕ぎ3,000円)である。30人が参加、増加傾向にある。体験者にはしじみ漁のこと、環境保全のことを訴えている。地元から10人が協力している。
岡山・笠岡市:9年より年3回、各島で底曳網、定置網、水産教室、水産加工、魚つかみ、クルージング、潮干狩り、朝市などを開催。500人が参加、増加傾向にある。地元から100人が協力。島嶼部の産業が不振なため体験漁業を主体とした島再興を図かる。各地域に「都市漁村交流推進委員」を設立、漁協、観光協会、教育関係者との連携を図かり体制整備を行っている。
島根・五箇村:12年より第3セクターで定置網1名2,000円。島遊覧1名2,000円。白いか釣り1名5,000円。宿泊割引がある。
島根・西郷町:8年より6月中旬〜8月末まで10〜15回稼動する。イカ釣り、網漁業体験を実施、1回5人が乗船、減少気味である。地元から10人が協力する。
山口・蓋井町:8年より年2回、個人が体験漁業を実施。50人が参加、増加傾向にある。6人が4日間協力する。
高知・大月町:5年より町、観光業者、漁業者などにより、観光大棒網、コーラル&フィッシング、イカ釣り観光、観光遊覧船就航等を共催、1回〜随時実施。いずれも増加傾向にあり、例えばイカ釣り観光は1回当り5〜10人が参加、地元から40人が協力する。