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11 係船索を安全に繰り出すには…2

 

綱取りボートヘの係船索を渡すときの係船索のコイル・ダウンとスネイク・ダウンは、

長さ:綱取りボートに渡してから着岸のビットに届くのに十分な長さとする。

場所:ホーサー・リールとフェア・リーダーの間に行うが、2か所にわけても良い。

方法:できるだけ大きくコイル・ダウンし、ひっくり返して階段状にしておく。

 

3. 綱取りボートヘの係船索の手渡し方法

綱取りボートに安全に手渡すため、先渡し分を数メートルほどフェア・リーダーから近くのハンドレールまたは甲板上に延ばし、船側の安全な場所で手で支え、水面まで垂らして渡す。

 

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4. 係船索の繰り出し方法

係船索の通り道は、係船設備の配置や作業場所の広場によって異なるので、次のいずれかの方法で、係船索に抵抗をもたせる。係船索の太さや材質によって抵抗が異なるときは、さらに1か所ローラーを経由させる。

 

 

 

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