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2 出入港・荷役作業中の災害

 

2-1 圧倒的に多いタンカーでの災害

 

出入港作業の災害ではタンカーが全体の38%、貨物船が28%、荷役作業の災害では貨物船が37%、タンカーが30%と群を抜いて多発しています。

 

船種別隻数の割合では、貨物船が全体の5割、タンカーが2割弱であることを考えると、タンカーの災害発生率は、全船平均の約2倍となり、貨物船は、平均をかなり下回ります。

 

タンカーでの災害には、重いカーゴ・ホースの運搬や取り付け中の転倒、腰痛が目につきます。セメント船も同様です。

 

船種別の災害発生状況(平成9年度)

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