5.5 速力分布
目視線上(図2.1参照)において通航した船舶の速力を船種別、船型別に表5.5および表5.6に示す。また、船種、船型各平均速力値をプロットして図5.45および図5.46に示し、航行速力の度数分布を船種別に図5.47〜図5.53に示し、船型別に図5.54〜図5.58に示す。図の上向き棒グラフ(値が正)は北航船の航行速力頻度を表し、下向きの棒グラフ(値が負)は南航船のものを表している。
平均航行速力は船種別に見るとカーフェリー、コンテナ船、自動車船、特殊船(海上保安庁、自衛艦など)が速く、最大は北航するコンテナ船の23.2ノットであった。船型別では大型に伴って増加する傾向にあり、これは3,000GT以上の船型ではコンテナ船やカーフェリーなど比較的速力の速い船舶が多くなるためと考えられる。また、全体的に南航船が北航船に比較して2〜3ノット程度遅い結果となった。