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結成の動機、目的

司会 女生懇を創りたいと思われた動機、目的はどんなことなんでしょうか。

 

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奈良(増田) 今は違いますが、私らの年代では、家庭に入って子育てなんかで社会から少し離れていたことが多かったんで、男性委員に負けんように勉強したいという気持ちが強かったんですね。それで、平成四年に結成したんです。

兵庫(田良原) それに、女性委員が段々増えてきましたが、全体会議やブロック会議は、やっぱり男性委員が中心のような感じで、女性委員が発言しにくい雰囲気がありましたね。だから女性同士で情報交換や相談もしたいという気持ちが強かったんですね。

大阪(久禮) それに以前やったら地相協の役員さんもみんな男性だったもんね。

 

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滋賀(後藤) 私は、女性委員の数も少なく、そこまではと消極的だったんですが地相協の会長さんは、地相協活動の活性化を図るためには、女性委員の組織化による女性委員の活動の活性化が必要だと考えられて、何回も「女性懇を立ち上げて欲しい。」と言っておいでになりました。

京都(西田) 女性懇を創るに当たって、女性委員の中にも、行政相談委員としての資質を高めたいという意見だけでなく単に親睦と交流を図ればいいという方もおられ、意識のギャップがありましたね。

司会 女性懇は、女性委員の行政相談委員として立派な活動をしたいという熱意があってこそ、誕生したということですね。

(出席者一同うなずく。)

 

地相協との関係

司会 管内の六女性懇と地相協との位置づけをみると、京都、兵庫、奈良が地相協の部会になっているのに対して、福井、滋賀、大阪は別組織ということになっています。地相協と女性懇との関係をどうするかも課題の一つだと思うんですが、役員人事とか助成金なんかはどうなっていますか。

奈良(増田) それまで女性委員の監事が一人だけやったんですが、二年前から地相協の会則が改正されて、女性懇の会長が理事になるようになったんです。助成金は貰っていません。

兵庫(田良原) 以前は地相協の理事さんは全員男性だったんですが、平成二年に女性懇ができてから会長が理事に入るようになったんです。助成金は研修参加人数に応じて頂いてます。

滋賀(後藤) 会長が地相協の理事になっていませんが、自主研修会に対して参加人数に応じて助成金を頂いております。

大阪(久禮) 地相協の会則では、会長が地相協の理事になるという規定はありませんしね。予算は全て女性懇の会費でまかなっています。

京都(西田) 会長が地相協の役員になっているか、地相協から女性懇に助成金が出ているかも大事な事だと思いますが、要は女性懇が地相協の中でしっかりとした位置づけ、足場を持っているかでしょうね。

(出席者一同うなずく。)

 

 

 

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