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紹介します 女性懇話会等の活動

 

二十一世紀を迎え新春に近畿管内女性懇話会大いに語る

 

(出席者)

行政相談委員大阪女生懇話会 会長 久禮信子

副会長 辻允子

副会長 新家末子

滋賀女生懇話会 会長 後藤みつ

京都行政相談委員協議会女性部会 会長 西田初江

行政相談委員兵庫女性懇話会 会長 田良原住子

わかくさ会(奈良) 会長 増田キヨ子

近畿管区行政評価局 総務部長 植松健

(司会)行政相談課長 藤岡邦太郎

首席行政相談官 中田光男

 

総務部長 本日は、二十一世紀を迎えて、また、総務省の発足に当たり、近畿管内の女性懇話会等(以下「女性懇」という。)の幹部として、これまでの活動を振り返るとともに、男女共同参画社会実現が大きな課題になっている中で、今後の活動の在り方等について、関西の女性行政相談委員(以下「女性委員」という。)のパワーを大いに語って下さい。

 

結成の苦労等

司会 福井、奈良、滋賀の女性懇は、地相協及び事務所からの応援等を受けられ、わりとスムーズに結成にこぎつけられたのに対して、兵庫、大阪、京都では、いろいろご苦労があったと聞いていますが。

 

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兵庫(田良原) 昭和六十年頃に「女性委員だけで話のできる場を持ちたいね。」という女性委員の熱意が高まってきましてね。しかし、男性行政相談委員(以下「男性委員」という。)さんには「なんで女の人だけが・・・。」とも言われました。「私らは、社会経験が少ない分だけ、男性委員に遅れを取らないように行政相談委員として一生懸命勉強したいんです。」と説明しましたね。しかし、当時は、なかなか理解が得られなくて、平成二年になってやっと結成にこぎ着けました。

 

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大阪(久禮) 大阪でもおんなじです。昭和五十六年の女性委員だけの中央研究会をきっかけに、「創りたいなあ。」という声が高まって、女性委員のリーダーの金森委員さんが中心になって何回も「創りたい。」言うたんです。けど、「なんで女だけがそんなんせなあかんねん。男と一緒にやったらええやないか。」という男性委員の声もありました。

それでやっと平成四年に創ることが出来たんです。

 

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京都(西田) 前会長さんも昭和五十六年の中央研究会に出席され、その時、東京の女性懇の会長の発言を聞かれて、「どうしてこんなに立派な発言ができるのか。組織が人を作るんだろうか、女性懇話会を創りたい。」と思われ、帰られてからすぐに話されたそうです。でも、当時の地相協の会長さんは、女性がそういうものを創るという発想そのものがなかったようだと話されていました。結成できたのが平成四年で最初に話がでてから十年が経過していましたよ。

 

 

 

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