剣山(つるぎさん)

(写真提供:一宇村)
四国の屋根と呼ばれる剣山山系の主峰剣山は、標高一、九五五メートルで石鎚山に次ぐ西日本第二の高さを誇り、山岳信仰の霊場として、昭和初期まで女人禁制が守られていました。
近年のスポーツレジャーブームの到来から、ここ剣山の標高一、四〇〇メートル付近にもスキー場がオープンし、雪質良好で阿讃山脈を一望できるすばらしいロケーションに恵まれています。
年間利用者数は約三万五千人で、特に、宝さがし、餅投げなどが行われる二月上旬の「剣山スキーまつり」は年々人気が高まっています。
大山寺力餅(たいさんじちからもち)大会

(写真提供:上板町)
真言宗準別格本山である大山寺(徳島県上板町)では、毎年一月の第三日曜日に寺の境内において、名物の力餅大会が行われ、多数の参拝者で賑わいます。
大会は、四百年の歴史を持つといわれ、三方にのせた巨大な紅白の二段重ねの餅、男一六九キログラム、女五〇キログラムを抱えて歩ける距離を競うユニークな行事であり、力自慢を競うさまは圧巻です。
男性の優勝者でその歩行距離は六〇〜七〇メートルで、ちなみに、優勝者には賞品としてこの餅が贈られます。