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2. 市区町村等における介護保険に関する苦情・相談等事例

ここで取り上げた事例は、今回の調査の協力を得た市区町村等で、平成12年4月以降6〜9月までの間に取り扱われた苦情・相談事例として挙げられた中から、主な事例を整理したものである。これら事案の処理にあたっては、必要に応じ事実関係の照会や事業者との連絡調整や必要な助言・教示が行われているが、ここでは具体的にどのような問題が提起されているのかについてみたものである。

事例の中には、「II. 基礎的地方公共団体における苦情処理体制の特色ある取り組み」の項で取りあげたものと重複するものもあるが、ここでは、全体としてどのような問題が提起されているかをみるために再掲した。

事例については、当該事案を取り扱った区市町村等の都道府県名を末尾に掲げた。

 

ア. 要介護認定

介護認定については、「介護認定を不服として処分を取り消す」裁定を求める審査請求があるが、これら審査請求を行う以前の段階において、市町村の相談窓口には、次にみるように「他の認定と比して納得ができない」「何ら変化はないのに更新認定でなぜ今までより要介護度の認定が低くなるのか」とする苦情や相談が寄せられている。これら苦情の中には、「調査が短時間で十分聞いてもらえなかった」「家族が同席できないまま調査や手続きが進められた」とする認定事務のあり方についての不満や苦情がみられ、行政の対応として留意すべき問題が提起されている。

 

・全盲で外出が困難な状態であるが、要支援の認定は軽すぎないか。 (愛知)

・自分は要介護度2で、自分より状況の悪い妻が要介護度1となっているのは納得出来ない。いったいどうなっているのか。 (福岡)

・要介護認定結果に納得できない。不服申立をしたい。 (福岡)

・要介護度の認定に不満。今の認定によるサービス給付では体が不自由で対応できなくなった。再度、認定してほしい。 (東京)

・更新認定で介護度が下がった。今までと同様の状況であるのに納得いかない。 (東京)

・更新認定で介護度が下がった。現状のサービスの維持が困難であるが、もっとよく調べてほしい。 (広島)

・要介護認定結果に不満、調査が短時間で十分に聴いてもらえなかった。 (広島)

 

 

 

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