イ. オンブズマン制度の仕組み
宝塚市オンブズマン制度は、福祉オンブズ委員会の設置趣旨及び宝塚市福祉オンブズ委員会設置要綱により、導入背景と意義を検討していく。設置の目的は、「社会福祉基礎構造改革の進展により、これまで措置が中心であった福祉の枠組は、原則的に利用者の契約による利用へと変容しつつある。サービスの提供者と利用者との対等の関係が確立されることとなるが、福祉サービスの質的な向上と福祉サービスの消費者としての利用者保護、さらには利用者の権利擁護を目的として福祉オンブズ委員会を設置する。」としている。つまり、供給者と利用者の消費関係を明確にすることにより、消費者の権利の保護ならびにサービスの充実を図っていくことが目的である。
対象とする福祉サービスの範囲は、「介護保険事業のうち、入所施設系の福祉サービスについては、関係者のみで完結しがちであるという傾向があるため、当面の事業対象として介護老人福祉施設と介護老人保健施設について、オンブズ活動の対象とする」としている。しかし、福祉オンブズマンという位置づけであるので、当然のことながら他の高齢者福祉についても、「一定の期間経過後、活動対象を施設系在宅サービスのうち通所介護事業並びに訪問系在宅サービスの訪問介護事業に拡大する」としている。