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また、1人のオンブズマンが2市町を担当する仕組みを採用しており、構成市町の地理的な配慮もなされている。今後の推移のなかで6人のオンブズパーソンが委嘱された際には、構成市町から一人づつ配置が可能となり、住民は、地元のオンブズパーソンでも他の市町のオンブズパーソンのどちらでも苦情を申し立てることが可能となろう。

空知中部広域連合の苦情処理体制のもう一つの大きな特色は、オンブズパーソンと行政相談委員間の連絡調整を図るため、空知中部広域連合行政相談連絡懇話会を設けていることであろう。この懇話会は、「空知中部広域連合行政相談連絡懇話会設置要綱」(別掲)によって、平成12年3月3日に発足したもので、オンブズパーソンと構成市町の行政相談委員とにおいて、介護保険制度に関する住民からの様々な苦情・相談等について、それぞれの立場でその役割を担い、また連携を図りながら円滑に業務を遂行するために、介護保険制度の研究、情報交換、事例検討等を行っている。

空知中部広域連合のオンブズパーソン制度は、介護保険に係る苦情処理をオンブズパーソンだけに頼るのではなく、懇話会を設置し、各行政相談委員との連携を図る努力をするなど、住民の権利利益を積極的に擁護しようとする姿勢が伺える制度となっている。今後は、都道府県設置の介護保険審査会、国保連合会に設置の苦情処理機関に関する委員会との関係を住民に理解させ、オンブズパーソン制度を住民へ積極的にPRし、苦情・相談内容及びその対応結果の公表などを通じて、本制度の利用を住民に広く浸透させていく必要があろう。

 

空知中部広域連合行政相談連絡懇話会設置要綱

(設置)

第1条 この要綱は、空知中部広域連合(以下「広域連合」という。)が行う介護保険に関する住民の苦情、相談等を公平かつ簡易迅速に処理するため、広域連合が設置するオンブズパーソンと行政相談委員間の連絡調整を図るため、空知中部広域連合行政相談連絡懇話会(以下「懇話会」という。)を設置する。

(目的)

第2条 この懇話会は、介護保険制度に関する住民からの様々な疑問、苦情並びに相談等に関し、オンブズパーソンと行政相談委員がそれぞれの立場でその役割を担い、また連携を図りながら円滑に業務を遂行するため、介護保険制度の研究、情報交換、事例検討を行うことを目的とする。

 

 

 

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