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同委員会の所掌事項は、「苦情対応システムに対する監視機能」と、「サービス評価システムの構築と評価の実施」の二つに分類されている。まず、「苦情対応システムに対する監視機能」として、介護サービスの意見・苦情に関することを扱い、苦情対応の実態の把握とサービスの改善に必要な勧告等を行なうとしている。次に、「サービス評価システムの構築と評価の実施」としては、介護サービスの質の向上に関することを扱い、1]サービス評価のしくみの構築と実施状況を把握すること、2]第三者評価に関する評価システム(基準・手法等)を構築すること、3]評価結果のサービス改善への反映(事業者や利用者への情報提供方法)させること、4]その他介護サービスの質の向上に必要な事項となっている(同要綱第2条)。同委員会では、現在、表II1-(15)のようなサービスを評価の対象と考え、評価方法について検討を行なっている。

 

表II1-(15) 評価対象となるサービス

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評価実施の優先度 <★>→<☆>→< >

出所) 品川区高齢者部高齢福祉課介護保険係

 

しかし、サービスの評価方法については、事業者レベルでの評価基準と、これまでの区の実績に基づく評価基準との間に差があり、その点をどのように埋め合わせていくかが課題となっている。

また、今後、同委員会では、1]サービス改善のために必要な情報の集約と利用者への提供を行なっていくために、事業者とのネットワーク(連携)をどう構築していくか、2]サービスの質の高い事業者を確保していくために、事業者の新規参入をどう行なっていくか、3]サービスの品質保証としての「品川マーク」の有効性などについても、検討を進めていく方針であるという。

これまでの事業の経緯は、平成11年度においては、品川区介護保険事業検討委員会において「品川区におけるサービス評価と苦情処理の在り方」について作業部会が設置され、内容等の検討・報告が行なわれた。平成12年度には、4月にサービス向上委員会が設置され、サービス評価システムの調査・研究と、自己評価・利用者評価・第三者評価(モデル)の検討実施が行なわれている。平成13年度以降の予定としては、自己評価・利用者評価・第三者評価を順次本格的に実施していく方針であるとしている。

 

 

 

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