日本財団 図書館


「あんしん協力機関」は、医師会、商店街や銭湯、薬局、老人クラブなど協力機関として登録している団体で、あんしん協力員の推薦や、高齢者の生活を支え、地域にとって役に立つ事業の提案や実施を行なう(同要綱第6条)。「あんしん協力員」は、地域の実情に明るく、あんしん協力機関、在宅介護支援センター長、ボランティア団体や地域などから推薦を受け、区の登録手続きを受けた者で、問題を抱える高齢者やその家族を在宅介護支援センターに通報し、その安否の確認等に協力する。なお、「あんしん協力員」は、在宅介護支援センターエリア毎に活動し、任期は2年(変更可能)である(同要綱第7条)。

 

図II1-(2) 足立あんしんネットワーク

039-1.gif

出所) 介護保険課

 

「あんしんネットワーク」は、1]「買物にきた時の様子がおかしい」「いつも買い物にくるお客さんを最近見なくなった」「晴れているのに、雨戸が閉まりっぱなし」「回覧版を回した時の様子がおかしかった」などの様子から、困っている人をいち早く発見すること、2]「介護保険、どうなっているの?」「もう、介護を続けられないの?」「介護していたが、自分が病気になってしまった。どうすればいいの?」など、高齢者が困った時に相談に乗ること、3]「協力員による見守りや、声かけを行い、行政機関や、ボランティア・住民組織と連携をとり必要なサービスを提供し、支援を行ない、介護保険サービスにつなげること、4]お互いにあいさつや声をかけあい、閉じこもらないような交流の場を作り、それぞれが役割をもって生きがいを感じられるよう住民連帯を強め、住民、住民組職と公的機関が連携して安心して住み続けられるまちづくりを進めていくことなどの業務を行なっている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION