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埼玉県の介護保険審査会の委員のうち平成12年11月1日現在、1]被保険者を代表する委員(3人)は、健康保険組合連合会埼玉県支部、埼玉県消費者団体連絡会、埼玉県老人クラブ連合会の代表により構成されている。2]市町村代表(3人)は東松山市長、蓮田市長、大井町長により構成されている。3]公益代表のうち、3者代表合議体を兼ねる公益代表(3人)は埼玉弁護士会、千葉大学教授、埼玉県健康福祉部長により構成されている。残りの公益代表(63人)は医師、弁護士、その他の学識経験者(大学教授、センター所長等)により構成されていて、各福祉保健総合センターの所長はいずれも公益代表者となっている。埼玉県介護保険審査会では介護保険法第188条に基づき、介護保険専門員(非常勤職員)を各福祉保健総合センターに設置している。

平成12年11月24日現在、要介護認定関係では19件の審査請求があり、うち8件は取り下げられ、9件は裁決(原処分取消3件、棄却6件)が出された。2件は審査中である。請求人を性別でみると男性2人、女性17人と女性が89%と大きな割合を占めている。請求を取り扱った福祉保健総合センター別にみると埼葛南福祉保健総合センターが12件と最も多く、次いで北足立福祉保健総合センターが2件、そして入間東・入間西・児玉・大里・埼葛北が1件ずつとなっている。

審査請求が最も多かった埼葛南福祉保健総合センターは岩槻市、春日部市、草加市、越谷市、八潮市、三郷市、蓮田市、吉川市、松伏町、庄和町の8市2町から構成される埼玉県東部老人保健福祉圏域を所管している。この東部老人保健福祉圏域は高齢化率が平成11年1月1日現在9.7%で他の10圏域の中で最も低い状況にある。しかし、要援護高齢者数をみると在宅要援護者は、平成12年度は11,808人で65歳以上人口に占める割合は9.1%と、県平均に比べ0.47ポイント高くなっている。一方介護保険施設入所者は3,155人で、65歳以上人口の2.43%で県平均に比べ0.12ポイント低くなっている。

要介護認定関係以外では14件の審査請求があり、うち3件は取り下げられ、3件は裁決(棄却3件)が出された。8件は審査中である。請求人を性別でみると男性9人、女性5人と男性が64%を占めている。

埼玉県の介護保険審査会が取り扱った審査請求のうち、1]要介護認定関係、2]要介護認定関係以外について、次のような事例がみられる。

 

要介護認定関係(取扱い:各福祉保健総合センター)

事例1 審査請求日:平成11年12月14日 請求人:入院中の66歳の女性

請求に係る処分:要介護3

結果:平成12年1月20日に容認(原処分取消)の裁決

事務局:北足立福祉保健総合センター

事例2 審査請求日:平成12年2月14日 請求人:在宅の74歳の女性

請求に係る処分:要介護3

結果:平成12年5月16日請求は棄却の採決

 

 

 

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