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来賓あいさつ

 

福岡県知事 麻生渡

 

知事が参りまして、親しくごあいさつを申し上げるべきところでありますが、あいにく出席できませんでしたので、私、福岡県副知事の長澤と申しますが、知事から預かってまいりました祝辞を代読させていただきたいと思います。

 

「行政苦情救済・オンブズマン 福岡フォーラム」の開催を、心からお喜び申し上げます。

皆様には日頃から公正で信頼される行政の実現のために、多大なご尽力をいただいておりますことに深く敬意を表しますとともに、心から御礼申し上げます。申すまでもなく行政の主役は住民であり、その運営に当たっては住民の理解と信頼が不可欠であります。少子高齢化の進行、IT革命や経済のグローバル化の急速な進展、環境問題の深刻化など、社会経済の変革に伴い、解決すべき課題が増大し、行政に対する住民のニーズが拡大・多様化している現在、住民の声をしっかりと受け止め、その要望に的確に応えていくことが求められており、行政苦情救済制度の役割は益々重要になっております。

このような中、直接行政に携わっておられる職員の皆様をはじめ、学識経験者や行政相談委員の皆様が一堂に会され、行政苦情救済制度の課題や展望について議論されますことは、制度の一層の充実と発展を図る上で大変意義深いことと存じます。本日のフォーラムの実り多い成果を心から期待いたします。

福岡県といたしましても、県庁舎内に県民相談室や県民情報センターを、また、県内4地区に県民情報コーナーをそれぞれ設置し、県民の方々からの各種の相談や要望に対応するとともに、積極的な情報提供に努めております。また、県行政の透明性を一層高めるため、普通会計予算のバランスシートを作成、公表するとともに、現在、県の施策事業における行政評価システムの構築に取り組んでいるところであります。今後とも県民から信頼される行政を推進して参りますので、皆様のご理解とご支援をお願い致します。終わりに、このフォーラムの開催に多大のご尽力をされました関係の皆様に深く敬意を表しますとともに、ご参集の皆様のご健勝と益々のご活躍を心から祈念致しまして、お祝いの言葉と致します。

どうもありがとうございました。

平成12年11月14日 福岡県知事 麻生渡

 

 

 

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