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総務庁九州管区行政監察局長 浅井八郎

 

「行政苦情救済・オンブズマン 福岡フォーラム」の開催に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

本日は、御多忙の中、御臨席をいただきました来賓の方々、また、国・地方公共団体及び民間団体等の相談担当の関係者、学者の方々など各方面から多数の方にお集まりいただき、誠にありがとうございます。

また、このフォーラムのため、遠くカナダからおいでのダニエル・ジャコビー氏を始め、本日の催しに御協力いただいた関係の方々に対しまして、心より感謝申し上げる次第でございます。

このようなフォーラムを、古来より大陸との交流拠点として長い歴史を有する国際都市であり、また、21世紀に向けてますますアジア、そして世界との交流拠点都市としての役割が増している福岡市で開催できますことは、地元主催者として、大きな喜びとするところでございます。

御案内のとおり、国におきましては、今年から来年にかけ中央省庁の再編を始め、行政の大きな変革期を迎えますが、行政苦情救済制度は、従来から国民の皆様からの苦情の解決を促進するとともに、行政の改善を図るという役割を果たしておりまして、今後とも行政に対する信頼の確保・向上を図る観点から、その重要性はいささかも変わりがないものと考えております。

本日のフォーラムは、国際オンブズマン協会事務局長のジャコビー氏による講演や地方公共団体の代表者・オンブズマン、民間有識者、行政相談委員等によるパネルディスカッション等を通じて、21世紀に向けた国や地方公共団体の行政苦情救済制度の課題や展望を明らかにすることによりまして、行政苦情救済制度の一層の充実、発展に役立てることを目的として開催するものです。

最後に、このフォーラムが、実りあるものとなることを祈念し、私のあいさつとさせていただきます。

 

 

 

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